離婚の際の親権はどのように決めるの?
2022.10.20 NEW親権の判断基準は収入だけではありません。
子供にとって安心できる環境を提供できるのかも判断基準になります。
例えばごくごく当たり前な衣食住の提供、教育の提供、医療の提供等。
仮に子供が怪我をしてしまえば病院に連れて行ってあげる必要がありますし、病気をしてしまえば薬を処方してあげるなどの管理が必要です。
親として果たすべき義務、管理ができるのはどちらなのかということが、親権の判断基準となります。
なお、親権と一言で言っても財産管理権と身上監護権という2つの権利もあります。
財産管理権は子供の財産の管理。
例えば学校で必要になる勉強道具の費用や入学金なども財産管理権を所有している方が財産を管理します。
身上監護権は身の回りの世話をしたり、監視できる状況を持つ権利のことです。
基本的には一緒に住んでいる親が身上監護権も有することになります。
親権を決める際は、父親と母親のどちらについたほうが子供の安全が保たれ、成長につながるのかという部分を考慮して決定していきます。
親権を決めるのは基本的にお互いの話し合いによって決めるケースがほとんどです。
ただ、話し合いが平行線をたどり、決められない場合は第三者に仲介してもらって親権を決定することもあります。
もし親権の判断がつかない状況でしたら、園田すみれ法律事務所にお問い合わせください。



