離婚で争われる親権とは?
2023.07.20 NEW離婚をする際に争われるものとして、財産分与や慰謝料、養育費などお金に関することが多い一方、子どもの親権をどちらが持つかということも争われます。
子どもの親権とは、子どもの養育権のことを言い、親権は、離婚や別居によって親が別々になった場合に、子どもの生活や福祉に関する決定権を持つ親に与えられる権利です。
親権を持つ親は、子どもの居住地、教育環境、医療の決定、宗教的な教育、日常生活など、子どもの重要な問題について意思決定を行いますが、何よりも子どもの利益を最優先に考慮し、子どもの健全な成長と発達を促す責任を負うことになります。
親権は、離婚や別居によって親が別々の居住地に暮らす場合に争われることがあります。
裁判では、子どもの最善の利益を考慮し、親権の付与や親との面会交流の決定を行います。裁判所は、子どもの福祉を第一に考慮し、親権を判断する際には、子どもの安全や健康、教育環境、親子関係の質などを評価したうえで、どちらが親権を持つのが望ましいかの判断を下します。
離婚の際に親権が争われる場合は、弁護士などの助言を受けながら、子どもの福祉を最優先に考えた解決策を見つけることが重要です。
園田すみれ法律事務所では、離婚の際の親権についても取り扱っていますので、いつでもご相談ください。